私の心因性発声障害について。前半

 
 
これまでに私は自分が心因性発声障害であるというのを所々で発言してきていましたが
今日はこの事について書いていきたいと思います。
 
 
 
 
で、書いていたら結構長くなってしまったので2つに分けて投稿しようと思います!
今回は、その前半です♪
(後半は直下にリンクございます⬇︎)
3年半ほど悩まされ続けた心因性発声障害について書いております。完全に治ったという訳ではございませんが、回復に向かうようになったキッカケなどを書いております。
 
 
ただご理解いただきたいのは
ココで私が書くのは
「心因性発声障害が確実に絶対治る方法」
を書いているものでは全くありません!
 
私自身、現在も完全に治ったとも思えておりません。
 
 
 
◯歌が歌えるくらいには回復した。
◯普通に会話出来るくらいには回復した。
 
 
ここまでの回復に至るまでに
私が体験して来たあれやこれを
書いておりますです◎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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私が心因性発声障害になるに至る経緯、〜そして回復へ〜。

 
で、まず、私が心因性発声障害になってしまうに至った経緯を書いてみようと思います。
 
 
今でもよく覚えているのですが
2012年の年末頃、ウォーミングアップの段階で
ファルセットがいつもより出しにくい事をきっかけに
常時ファルセットに出しにくさを感じていくようになりました。
 
今思うとコレは単なるオーバーワークだったと思います。
 
 
 
 
 
休むという事に凄まじい嫌悪感を感じていた僕は
声が出しにくいと感じていても練習に行くのでした…。
 
 
そして状況は悪くなる一方で、
そんな中でも、なんとか今までと同じメニューを1年半くらい続けた頃、
私はあまりにも声が出なくなってしまった自分に絶望し、歌の練習に行くのが嫌になってしまいました。
 
 
◯とにかくファルセットが出しにくい、ひっくり返る。
◯つまりハイトーンが出しにくい。
 
 
ウォーミングアップでの裏声スケールの発声でさえ
まともに出なくなっていました。
 
 
 
 
 
そして、その後の3年半くらいは
月一回のスタジオでの合奏以外では
歌の練習へ行く事はなくなってしまいました。
 
 
というか、練習に行けなくなってしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
◯練習に行っても声が出ないのは分かってる。
◯声が出ない自分に直面するのがあまりにも怖い
◯もはや声に関する事が完全に迷宮入りしていて何をやったらいいのか分からず身動きが取れなくなっている
 
 
当時の私を支配していた感情は
主にこの上の3つだと思います。
 
 
 
 
 
歌を諦めるという感情にはなりませんでしたが
 
◯こんなんじゃ歌えない…この先の僕の人生どうなるんだろう…
◯自分の人生に歌がないのなら、歌以外の事をやる気持ちにはなれない。
◯でも自分には自殺をする勇気は無い。
 
 
それなりに生きてはいたし
人と会えば笑顔も振りまいていたけれど
実際の自分は灰のようだったと思います。
 
 
 
 
 
で、先にも書きましたが、
3年半ほど、月一回のスタジオ以外では
ほぼ歌や音楽とは関わらない・関われない生活が始まっていきます…。
 
 
特に!どこかのお店の有線などから
ファルセットをよく使うシンガーの声が聴こえてくると絶望に落とし込まれるようなストレスを感じていました。
 
 
 
で、ここから凄まじくはしょりますが
そりゃ3年以上音楽とほぼほぼ関わらない生活していたら
たまには音楽も聴きたくなるし
時には衝動的に歌いたくもなる!
 
 
 
そんなこんなで、ある日、何がきっかけだったか忘れたのですが
自分の中で物凄く熱い気持ちが込み上げて来て
衝動的に声を出して歌ってしまった事があったのですが
その時の声があまりに良い声が出ていた事をキッカケに
私の声は少しつづ出るようになっていくのでした。
 
 
 
 
 
 
 

心因性発声障害からのロマン☆♪

 
 
で、その後は少しつづまともに練習に行けるようになり
その過程の中で
「私にとっての歌は精神と凄まじく関わっているという事に気付いていくのでした。
 
 
こんな風に言ってしまうと
「心が弱い人は心因性発声障害になりやすいのか?」
みたいに思う人もいると思うのですが
この結論は私の中には微塵も存在しません。
 
 
 
 
 
 
心の病としてよく言われる鬱病って
世界に名を残すような偉人が結構多いと思うのですが
 
 
人に対する思いやりや様々な配慮、思慮深い行動や研究などをしていると
時には深く傷付き、時には計り知れないような不安や絶望に突き落とされる。
むしろ成功よりも失敗の方が格段に多いと思います。
だけど、そういう人でなければ
「何かを成し得る」なんて事は不可能だと思います。
 
 
強い人っていうのは
他の人は知らないだけで
とんでもなく弱い自分と常に対峙している。
常に自分の危うさと同居しているような人だと
私は思っています。
 
 
 
私が声のトラブルに悩み始めた頃
ネットで心因性発声障害の事を調べていた時、
「心因性発声障害は声を仕事にしている人に多く見られる病気」
的な内容のものを見た事があるのですが
それを見て、私は物凄く納得しました。
 
 
 
だけど、それは「よりクリエイティブになる事で起こってしまう病気」という事、
それを思うと、私はこの病気はただ苦しむだけの病気とは思えなかったのも正直な気持ちです。
 
 
 
 
この病気の人、全てに当てはまる!なんて事は到底思ってはおりませんが、最近よく思うことがあります。
 
心因性発声障害になってしまった人というのは
歌や声に関する事を一生愛を込めて取り組んでいける何かを背負っていく人のように私は思っています!
たとえ上手くなくても☆
 
 
ただ、苦しみの真っ只中にいた当時の私は、
到底こんな風には全く思えなかったですが
 
今は、この病気を患っている事・患った経験がある事が
自分の歌声を強くプラスに導いてくれる事があるのでは☆と思いながら歌っています。
心が安定すれば、しっかり声が出る♪(つまり自然な声を出す)
というのが今の自分の発声の指針となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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嫌なイメージから離れる事で自分の声が戻ってきた(私の場合)

 
 
とは言っても
歌いたいけど、もう歌う気力が芽生えない…
もう心が折れてる…
 
 
そういう時期が私にはあり、
その時期は正に絶望だけが自分を支配していて、歌の歩みを全く踏み出せなくなっていました。
 
「練習に行っても、どうせ声出ないし…」
と思うようになっていました…泣。
 
 
 
でも、絶望して歩みを止めた事から
私の声は復活していくのでした。
 
 
もちろん心因性発声障害の全ての人に
この事が共通し得る
とは言えませんが
 
「こういうヤツもいるんだなぁ。」
という事をココに記してがおきたいと思いました。
 
 
 
絶望してしまった事で練習に行けなくなる。
 
それは今トラブルとなっている対象から
大きく距離をとって離れる。という行動になります。
 
そしてその期間が長ければ長いほど、
その対象への嫌なイメージは少しづつ自分の中から消え去っていく事になると思います。
 
 
 
 
 
絶望してしまった事で
歌と関われなくなってしまった僕は
必然的に駄目な自分の声と対峙する事が極めて少なくなり
駄目な発声のイメージが頭から離れて行ってくれて、
自然に発声する事が出来るようになっていったのではないだろうか。
 
と僕は考えています。
 
 
 
 
正直、この絶望して歌から離れるという期間が無ければ
私の声の回復は有り得なかったと思います。
 
 
 
 
 
 
 

私に起こった心因性発声障害の症状と心因性発声障害の強み

 
 
で、まずは、
私に起こった心因性発声障害の症状を
「歌の時」「普段の会話の時」
との2つに分けて書きたいと思います。
 
 
 
歌の時
◯とにかく裏声が凄まじく出しにくい
◯歌っているとエズク時がある(ゲロ吐く時みたいにオエぇ!ってなって歌えなくなる)
◯声の高さは関係なく歌っていて常に声にブレーキが掛かったような感覚があって声が響かない
 
 
普段の会話の時
◯とにかくドモる頻度が凄まじく増えた。
◯しっかり言葉を出そうとすればするほど声を上手く前に出せない、声がひっかかって上手く出て来てくれない感じ。
◯口の周り、両アゴが痙攣するような時があり、上手く喋れなくなる時がある
◯歌の時と同様にエズク時がある
◯歌の時と同様に声にブレーキが掛かったような感覚があって上手く発声出来ない(ほぼ常に)
私の場合は一番酷かった時はこのような感じでした。
 
 

で現在は

歌の時
◯裏声が少し出にくい
◯たまにエズク
 
普段の会話の時
◯しっかり言葉を出そうとすればするほど
声を上手く前に出せない、声がひっかかって上手く出せない感じ。
◯口の周り、両アゴが痙攣するような時があり
上手く喋れなくなる (ごく稀に)
◯歌の時と同様に声にブレーキが掛かったような感覚があって上手く発声出来ない(症状が軽くなった)
 
 
 
で、今も昔も変わらず言える事は
不安を感じたり落ち込んだりしてる時は
症状が悪化する
 
 
 
 
ですがこういう事を経験として知っている事で
「まぁ、そういう事態になったら、なったらだよね!」
的に、日常でそれら全てを受け入れられていれば
結構必然的にそういう状況に巡り会わなくなっていきます☆
 
 
もちろん今でも巡りあってしまう事はありますが
理由がだいたい分かっているので、酷い時に比べて深く落ち込む事は無いので、症状は軽いです♪
 
 
 
 
 
私が思うに、こういう精神が関係する病気は
完璧に治る事は無いのかなぁ…っとふと思ってしまう事もあるのですが
逆に!その反面!この病気と一緒にいる事で進化していける僕が望む歌の道があるんだろう☆と思うようになりました。
 
 
まだまだ不透明だけど
心因性発声障害になってから私が気付いた大切にしている事柄を下に書きたいと思います。
 
 
 
 
1人の人間が最大のパフォーマンスを発揮するために最も必要なものはいくつかあるとは思いますが
 
その中でも凄まじく中核を担ってくる確率が高いのはフラットな状態の心・心の安定・精神の安定だと私は思っています。
 
 
「心を落ち着かせていれば
声はしっかり出てきてくれる」
 
「自然に発声すれば
声は美しく響いてくれる」
これは心因性発声障害の人でも、病気ではない人でも、ほぼ多くの人に共通する事だと思います。
特に歌を歌う点においては、非常にドデカイ鍵を握っているキーポイントだと私は思っています。
 
 
ですが、心因性発声障害は病気の性質上、病気でない人よりも
そういう事柄に、より敏感になる!(治すためには敏感にならざるを得ない)
もしくは「よりそういう状態でいよう!」と心掛ける方向に向かうと思います。
 
◯気にすればする程、声は出なくなる。
◯自然にしていたり何も考えてない時は、普通に声が出ている
 
 
 
心因性発声障害というのは、こういう事を強く自覚するようになっていくので
シンガーや声優さん・声を使う人にとっては
実は凄まじい強みだと思います!!!
 
だけども、やはり…
心が折れていたり、気持ちが完全に沈み込んでいる時は、こんな事が思い浮かぶはずもないと思います…。
 
私がそうでした…
 
というかそんなトラブル真っ只中の時って
何もする気力が湧いてこないんです。
絶望にのまれてるしさ…。
 
 
 
 
でね、突然話が変わるのですが
私はそんな時にとあるゲームの「シズク」という女の子のキャラに出会いました☆
 
私にとってはあまりに可愛くてメチャンコ大好きになり、この子のために
「このゲームを上手くなりたい!!!」
と本気で思ってしまったのです♪
 
 
 
 
 
 
それからの日常には凄いワクワクが生まれて
心がキラキラトキメク感覚☆
 
今まで灰の様に沈み込んでいた時間は
楽しいシズクちゃんとの時間になりました♪
 
それは元々音楽をやっていた時間でした♪
 
 
 
音楽をやっていた時間がゲームの時間になったという事に、どこか引け目を感じていた所が私にはあったのですが
 
真剣に頑張る自分、そして熱く夢中になって燃える自分、
メチャンコキツイクエストにソロで挑んで
何度も挑戦して、やっとクリア出来た時の涙した喜びは
 
歌への取り組みの時のソレと似ていました…涙☆
 
 
 
だから没頭したのです☆♪☆♪☆
 
 
 
 
 
 
これまでに何度も言っていますが
歌から離れなければ
私は心因性発声障害から回復に向かう事はなかったと思います。
 
 
 
 
絶望していた時に完全に歌の事を忘れさせてくれて
本来なら、ひたすら真っ暗なだけになるはずだった時間を
物凄く楽しくてワクワクしてキラキラした時間にしてくれた
「シズクちゃん☆」
本当にありがとう☆!☆!☆
 
あの頃を振り返る度に
「シズクちゃん☆」という存在に
私は救われたんだ。と思います☆
 
 
 
 
なので
自分が心因性発声障害である事を忘れさせてくれるものがあるなら
それに思いっきり楽しく夢中になってみるのは
凄く良い事だと私は思います☆
 
 
 
回復に向かい始めて、心が落ち着きを取り戻した頃から
自然体、心の安定、精神の安定、自然に喋る、自然に発声する、などなど
 
常にそう出来ている訳ではありませんが
私はそういったニュアンスを凄く大切にしていくようになりました☆
 
 
 
 
 
 
 

後半へ♪ 

 
後半では病院に行った時の体験のお話を中心に書いております。
 
⬇︎にございますので興味持っていただけたなら、お越しくださいませ◎
3年半ほど悩まされ続けた心因性発声障害について書いております。完全に治ったという訳ではございませんが、回復に向かうようになったキッカケなどを書いております。
 
 
 
読んでくださった方々
本当にありがとうございます☆♪☆♪☆
outbrainでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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